中国のフリーメイソンは? 少し特殊な秘密結社事情

日本の政界や金融業界にも力を及ぼしていると言われている秘密結社、フリーメイソンやイルミナティ。

全世界に支部、”ロッジ”を構えている彼らだが、お隣の国中国では少々事情が特殊なようである。
今回は中国のフリーメイソン事情についてみていこう。

中国のフリーメイソンの歴史

中国にフリーメイソンが上陸したのは1840年、アヘン戦争の時だ。

当時の清とイギリスが約2年間にわたって繰り広げた戦争である。

この時、中国を完全に掌握しようとしたイギリスはフリーメイソンたちを香港に送り込んだ。

この時できた支部が”ロイヤル・サセックス結社”であり、中国最初のフリーメイソンのロッジである。

この時中国にいるフリーメイソンたちは、白人だけだった。

有色人種である中国人を受け入れなかったのだ。
イギリス系フリーメイソンのメンバーたちは徐々に中国に支部を増やしていく。


上海、広東、満州、・・・やがて中国にはイギリス系フリーメイソンだけではなく、

アメリカからもメンバーがやってくる。

1900年代前半、アメリカ系フリーメイソンたちが初めて中国人をメイソンのメンバーとして受け入れたと言われている。

この時、孫文や蒋介石といった中国の歴史を語るには欠かせない人々もメンバーだったようだ。

”洪門”の存在

しかし、中国に存在する秘密結社はフリーメイソンだけではない。

中国で最も権力があると言われている秘密結社は、別名”チャイニーズ・フリーメイソン”「洪門」だ。
洪門は17世紀から存在している中国の秘密結社である。

その力は物凄いもので、中国の経済が低迷した時はかの巨大財閥ロックフェラー家、ロスチャイルド家と交渉し金融を回復させたと言われている。

洪門はロックフェラーやロスチャイルドとも対等に渡り合う、恐れられている存在なのだ。
洪門は金融業界や政界はもちろんかつてはギャンブルやアヘン密輸などにも関わっていたと言われている。

また”天安門事件”や”辛亥革命”などにも影響を及ぼしてきたようだ。
その存在は自国でも明らかにはされていないが、どうやら世界的俳優であるブルース・リーやジャッキー・チェンもメンバーであるよう。

勢力を拡大し続ける中国の秘密は、この洪門にあったのかもしれない。

秘密結社大国、中国

中国はフリーメイソンや洪門以外にも、多くの秘密結社が存在する。

それらの秘密結社は、中国の4000年の歴史を語る上では欠かせない。
例えば青幇(チンパン)。青幇は辛亥革命前の中国を代表する秘密結社だ。


アヘンや売春などを資金とし、裏社会で暗躍していたようだ。
現在も存在するチャイニーズ・マフィアも元々は秘密結社である。

全世界に散らばっていると言われているチャイニーズ・マフィア。

彼らは裏社会だけではなく、政界など表舞台にも大きく関わっているのだ。

様々な組織が混在する秘密結社大国、中国。

彼らが持っている力は、世界のフリーメイソンたちもおののくほどのものなのかもしれない。

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